公益社団法人 千葉県測量設計業協会
会 長  古 里  弘


 当協会は、昭和52年2月に社団法人として設立され、以来、県内における測量設計業の唯一の公益法人として、公益事業を中心とした様々な活動を行ってまいりました。

 平成25年4月には、公益社団法人として新たな一歩を踏み出し、公益事業をより重視した活動を展開し、関係機関との連携のもと現在まで、公益事業等の一層の充実に努めているところです。

 先の「東日本大震災」をはじめ、その後も台風や集中豪雨、土砂災害等による大きな災害が発生し、尊い人命や財産が数多く失われました。当協会では、千葉県と締結している「災害支援協定」に基づき、支援要請があった場合には、いち早く被災現場にかけつけ、被災規模等を正確に調査し、被災した県内の公共土木施設等の早期復旧のため、的確に対応しております。

 地震災害等に強い安全・安心な県土づくりにおいて、社会資本整備の基礎を担う測量設計業の役割は極めて大きなものがあります。公益事業を中心とした協会活動の充実を図り、これまで以上に県民の皆様から県土の強靭化の重要性及び測量設計業の役割に対するご理解を得られるよう努力してまいります。

 さらに、新型コロナウイルス感染拡大のなか、緊急事態宣言が発令され、外出自粛、通勤の8割削減などの要請により、国民生活に大きな影響が出たことは記憶に新しいところです。新型コロナによる経済面への影響は極めて大きく、日本人の働き方を抜本的に変えてしまうかもしれません。当協会としましても、情報通信技術(ICT)を活用し、働く場へのデジタル技術の導入等による働き方の生産性向上に努めます。

 これからも、私ども「ちば測協」は国民、県民の安全安心を増大するため、会員の資質向上、測量業の生産性向上、国県市町村などに対する事業提案などを進めてまいります。

 今後とも、当協会へのご理解をいただければ幸いです。

        公益社団法人 千葉県測量設計業協会
               会 長  古 里  弘