第35回ちば地図展を開催しました
2025年10月25日(土)、「道の駅しょうなん」にて第35回ちば地図展を開催いたしました。
当日は生憎の空模様となり、道の駅の利用者数は通常より少なめとのことでしたが、約200名もの方々にご来場いただき、ブースは大いに賑わいました。
ご来場いただいた皆様、そしてご協力いただいた道の駅関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
地図と測量の面白さ、そして時代と共に進化する技術を感じていただけるよう、今年も様々な体験コーナーと展示を用意いたしました。


測量機器体験(トータルステーション)
現在の主要測量機器であるトータルステーションを実際に覗いて、遠くの建物を見る体験を実施しました。
「こんなに大きく見えるんだ!」「遠いと思っていたものが目の前にあるみたい」といった驚きの声が聞かれ、その精密さと技術に感心されている様子でした。
地図や建物の基となる測量の「目」に触れていただく良い機会となりました。

地上型3Dレーザースキャナー展示
近年注目を集める地上型3Dレーザースキャナーの展示を行いました。
非接触で瞬時に大量の点群データを取得し、現実の空間をデジタルデータとして再現する技術に、来場者の皆様は興味津々でした。
「あっという間にこんなに細かく測れるんだ」「建物の形がそのままパソコンの中に再現されるなんてすごい」といった感想が聞かれ、最新の測量技術への関心の高さを感じました。

ドローン操縦体験
近年、測量分野でも活躍が目覚ましいドローン。10歳以上の方を対象に、実際のドローン操縦体験を実施しました。
大人の方々からは「思ったよりも操縦が難しい!」という声が多く、機体を繊細にコントロールする難しさを実感されていました。
一方、10歳以下のお子様にはドローン操縦シミュレーターを体験いただき、ゲーム感覚で楽しんでいただくことができました。
未来の技術を担う世代にも、測量の最先端に触れていただけたことを嬉しく思います。

今昔写真と古地図展示
千葉県の主要な箇所の「今」と「昔」を比較する写真展示では、多くの方が立ち止まって見入っていました。
「こんなに変わったんだね」「この場所は面影が残ってる」など、写真を見比べながら時代の移り変わりを実感されている様子でした。
また、千葉県の古地図の展示も人気で、興味深そうにご覧になっている来場者も多く、昔の地図から当時の生活や街並みに思いを馳せていらっしゃいました。
地図が持つ歴史的な価値と面白さを感じていただけたようです。


写真:京葉測量株式会社撮影

地図:八紘測量開発株式会社所有
ご来場いただいた方々からは、「楽しかった」「勉強になった」「地図や測量へのイメージが変わった」といった様々な感想をいただきました。
皆様それぞれの感じ方で、地図や測量、そして千葉の歴史に親しんでいただけたのであれば幸いです。
今後も、地図と測量の大切さや面白さを発信し続けてまいります。 改めまして、ご来場、ご協力、誠にありがとうございました。
