ごあいさつ

 

 

平成22年度通常総会において会長に選任されました小安でございます。

 まずもって、この激動の時代、10年の長きにわたり協会を導かれ、このたび退任された岡田忠次様に厚く御礼を申しあげたいと存じます。
 また、日ごろ、関係機関の皆様、会員の皆様には、当協会の運営につきまして格別のご指導・ご協力を賜り、重ねてお礼申し上げます。

 さて、我が国の経済動向は、一部回復の兆しもあるものの海外の不安定要因等により、いまだ不透明な状況にあるとみられています。我が業界においては、ご案内のとおり、公共事業に大きく依存しており、国、県および市町村の公共工事の発注が依然として減少していることから、先行きが全く見通しできない状況となっております。特に、本年度は 国全体で公共事業費対前年比18.3%減と、かつてない削減幅となっております。景気の回復には、波及効果の大きな公共投資の回復が必要であるという見直しの機運もあり、ぜひとも補正予算等での対応をお願い いたしたいところであります。

 このような厳しい環境下ではありますが、当協会では、平成18年度を初年度とする第6次5か年計画を策定し、その基本方針を「県民の視点に立った測量設計業を目指して」と定め、事業・施策を展開しております 。この5か年計画では「県民の安心・安全のための事業の提案」として、災害時における緊急事態に対処するため、平成19年3月27日に白戸副知事出席のもと、千葉県と「地震・風水害その他災害応急対策に関する業務協定について」を締結したところであります。
 
この災害協定締結をはじめ として、協会の目的は、測量設計業務を通じて県民の公共の福祉の増進に寄与することにあります。そのためには、会員すべてが、協会の崇高な使命を認識し、 ボランティアの精神と高品質な成果品を提供することを可能とする高度な技術力とを身につける必要があります。

 今年度、協会は以下の事業実施基本方針を掲げております。

 まず、技術力の向上の視点からは、製品仕様書に関する研修会、指定道路台帳整備業務に関する研修会及び今後の測量設計業の核となる地理空間情報活用に関する技術講習会等を開催いたします。

次に、 経営改善及び安定化の視点からは、業界動向、今後の測量業のあり方や方向性等の研修会として経営戦略研修会を開催するとともに、関係団体と協調しながら、引き続き今後の入札契約方式についての調査研究と発注機関への提言を行ってまいります。

 あわせて、高校測量実習、ちば地図展、会報の発行、要望活動、経営改善調査研究等の継続事業につきましても、より公益性を重視して実施してまいりますとともに、これら活動状況や最新情報等については、協会ホームページを充実させ、積極的に情報公開を行ってまいります。

 当業界をめぐる情勢は、なお厳しいものが予想されます。このような状況においては、会員の減少及び会費収入の減少が予測され、協会が継続して公益的事業を実施するため に、協会運営の合理化と経費の削減を図るとともに、組織・事業・会費等の見直しを併せて検討してまいります。

これら諸問題については、公益法人移行にあたっての課題と整合を図りつつ、本年度は理事会を中心に具体的な検討に入ってまいります。

   以上の重点事業を柱に、 これまで以上に積極的な事業展開を図って参りますので、皆様の一層のご協力をお願い申し上げます 。

 また、役員改選にあたり、新副会長、新理事も数多く選出されております。協会の新たなスタートの年として、岡田前会長が在任中に築かれました関係機関並びに会員との信頼関係をさらに発展させるべく努力してまいります。

 変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつと致します。

 

社団法人 千葉県測量設計業協会 会長 小安 隆夫